健康と美しさのためには適度な運動が欠かせませんが、運動をしましょう!と言ってもされない方がほとんどです。(失礼な言い方になりますが、臨床で経験した実感です。)だって、どんな運動をどんなふうにしたらいいのか分からず、自分だけではできないし、続かない。。。ってなるんですよね。
そこで、今回はなぜ運動したほうが良いのか、どの程度の運動が良いのかなどについて書いています。
■ 健康と美しさのための運動
周囲から若くみられる人ほど生存率が高いことや、肌にシミやシワが少ない見た目の若い女性は内臓脂肪が少なく、動脈硬化のリスクが低いということはこれまで行われた調査で結果が出ており、「肉体が健康で若い人は実年齢よりも見た目が若い」ことは実証されています。
ただ、運動の効果についてはすでに書いていますが、なぜ運動が健康に良いのか、動脈硬化を予防するのか…などについては実はよくわかっておらず、様々な予測に基づいているものばかりと言われています。
今、そのメカニズムを解き明かす考え方として注目されているのが「ホルミシス」です。
「ホルミシス」とは、「多すぎれば身体には害になるが、わずかの量であれば身体に良い方向に働く作用」とまとめられます。例えばワクチンのように、毒性の弱い病原体や抗原を体内に入れることで人間の持つ免疫機能を活性化させるなどはホルミシスの典型例と言えます。運動も同じように、強度と頻度が強過ぎない刺激が心疾患での死亡率を下げたり、脳機能を向上させたりという効果が確認されています。
■ どの程度の強度と頻度が良いのか
No pain,No gain…お聞きになったことがあるかもしれません。「痛み無くして得るものなし」という意味で、スポーツではトレーニングで苦しまなければ得るものはない…というように解釈されます。私もAnimal Flowのトレーニングをしているときに、うまくいかないことがあればこの言葉を独り言で呟きながら何度も何度もできないことを繰り返していたのですが、結局それが元で怪我をして少し休む羽目になったことがあります。
いくら苦痛や刺激が成長には不可欠だと言っても、ずっとストレスがかかりっぱなしでは疲れ切ってしまうし、苦痛や刺激が強過ぎても体は壊れてしまいます。
筋肉の成長でもよく言われる超回復を得るためにはしっかり休息することが重要だし、与える刺激(重量)は漸増が重要とされています。要するに、刺激は弱いところから始めてゆっくりと増やしていくことが大事になります。
■ 3日坊主でも、1日坊主でも大丈夫! しっかり休んでから、もう一度歩いてみる。
これを読んでいただいている多くの方は、普段からそれほど運動をされていない方でしょう。しかし、一方であちこちが痛くて動けないという方でもないと思います。
そのような方にお勧めできるのが最も取り入れやすいウォーキングです。
1日30分前後のウォーキングを週に2回。だらだら歩きではなく、大きく腕を振って少し息があがる程度で歩くと肉体機能の向上や死亡率の低下、認知機能の向上などに役立つと言われています。ただ、先ほども書きましたが、刺激が続き過ぎては逆効果、若返るばかりか老化を進めることになりかねません。ゆっくり休んでまた歩いてみることにしてくださいね!
ですから、3日坊主でも大丈夫、1日坊主も上等です笑
それ以外、筋力向上や肩こり・腰痛の予防などの運動は今後動画配信していきますので、そちらをぜひご覧ください。どうぞよろしくお願いします!
ここまで読んでいただいてありがとうございました〜(^ ^)
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