季のつぶやき

穀雨から立夏へ、季節の巡りと時の流れの中で変化すること…

今日は5月3日、明後日で穀雨も終わり、5日からは立夏です。そんな日々ですが、世間ではゴールデンウイーク真っ只中ですね。ゴールデンウイークには多くの方が連休で楽しい時間を過ごされていると思うのですが、そんな時だからこそ稼ぎどきという方もいて、さまざまな過ごし方があるようです。私も昨年までは学校に勤務していたこともあり、この時期に10連休!なんてことも少なくなかったのですが、立場が変わると休みも変わるし働き方にも変化が出ます。

開院からの変化…

私は昨年のちょうどこの時期、4月29日から5月5日までをプレオープンとして、5月6日に正式に「長岡京 季 鍼灸院」を開院しました。鍼灸院というと、腰痛や肩こり、膝の痛みなどの体の痛みや頭痛、耳鳴りやめまい、冷えなどの体調不良を治す側面が一般的に知られていることだと思います。そのためか、病院と同じように日曜・祝日は休業日と認識されているのでしょうか。一方で、鍼灸にはもっと違った側面があります。例えば体調管理、体と心のメンテナンスとリフレッシュなど、毎日をより良く過ごすための一つのアイテムとして取り入れてくださる方も少なくありません。このような多様な効果を多様な方々が求めてくださるということです。ですからできるだけ来院時間の選択肢が増えるように休日も開院しようと考えるのが自然な流れとなります。自分で院の運営をするようになったからこそ考えることでもあります。

まぁ、私の場合は1周年記念ということもあって、このゴールデンウイークは休まずに営業しているのですが…。

そして、今日のように落ち着いて1周年を迎えられるのはこの1年間ご来院くださった方々のお陰と心から感謝する日々を過ごしています。

鍼灸、東洋医学を知っていただくための活動へ…

この一年、肩こり・腰痛といった運動器の不調以外の多様なニーズを持った方にも多くご来院いただきましたが、まだまだ少ない印象です。そのことを踏まえ、今後は体の不調を持つ方はもちろん、より良く生きるために鍼灸を、そして東洋医学の考え方を取り入れてくださる方がもっともっと増えるように活動していきたいと思っています。

そのための一つの取り組みとして、長岡京市生涯学習団体交流室講座として「東洋医学を生かしたセルフケア」を開催します。ひとまず1回目は単発での開催ですが、定期的な開催にも繋げることができるように取り組んでいきたいと考えています。まず一つ、開院当初から考えていたことが実現できそうなので、次は体を動かすことなど、いろんなテーマで講座が開催できればと計画しています。

長岡京 季 鍼灸院のコンセプトの一つに「はじまりとおわりのあいだで変化する身体にしっかり寄り添って乱れを整える鍼灸施術」があります。はじまりとおわりのあいだ…は、季節と一年の移り変わり、人生の節目節目を表す言葉として使用しています。人の身体や心は環境に影響されて変化します。その変化にうまく対応できないと身体はもちろん心にも不調が出ることが多く、その乱れをやさしく整える鍼灸施術を…との考えです。

それと同じように、鍼灸院自体も一年目、2年目…10年目とさまざまに変化していくものです。柔軟にそして素早く変化し、一つ一つの取り組みによって少しでも多くの方のより良い暮らしのお役に立てるように成長していければ嬉しいです。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

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