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裸足(HDS)の季節…です!

今日は天気が良くて、気持ちの良い1日となりましたね。

開院してから3週間が経過しましたが、開院からずっと院内では裸足です。笑

本当はギャッベもキリムも素足で踏んで欲しいので、ご来院いただく方にも裸足をお勧めしたいところですが、そこはグッと堪えてスリッパ出してますw

今日はそこのところのこだわりについて、少し知っていただきたくて、裸足について書いてみました。長いので、お時間のある時にでも。。。読んでください。

長岡京 季 鍼灸院では、身体の持つ本来の機能を最大限に使えるようになっていただくために、特にウォーキングやジョギングの時に履いていただくミニマルなシューズをご提案しています。

それがvibram fivefingers です。

最近では普段履きに使えるカジュアルなデザインも豊富に出てきていますので、いつでも自然な足の機能を使えるように導くことが可能です。

このシューズを履いての適度な負荷の運動は主に以下の3点について効果が期待できると考えています。

■足の構造と機能の改善

足指の運動が自由にできるようになることで、足指把持力の向上が期待できます。足指把持力向上はアーチの形成にも効果があるため、足部からの運動連鎖による膝や股関節への影響もあり、膝痛や腰痛の予防にも効果的であると考えられます。また、成人では足指把持力と外反母趾との間に相関がみられないのですが、子供では負の相関がみられており、外反母趾の予防や改善に役立つと考えられます。

■神経筋強調性の向上

足は大地と接する唯一の体の一部です。足の裏からの情報入力は姿勢制御や様々な反射に影響を与えます。例えば、閉眼片足立ちの時間は20代で20〜50秒程度が普通ですが、数秒しかできないは非常に多くみられ、また、そのような人が捻挫を繰り返す可能性が高いとの報告があります。ミニマルなシューズや裸足での生活により足部からの情報入力が増加し、それに対する協調性が高まれば姿勢の安定性が得られて転倒傾向になることも予防できると考えられます。

■筋膜構造の弾性貯蔵能力の改善・再生

筋膜とは身体の全てのコラーゲン性結合組織を指すのですが、ここでは筋を取り巻く膜だけではなく、腱や靭帯も含めることとします。これらは適度な荷重負荷を受けることでコラーゲン線維が正しい方向性に配置され、構造が保たれると考えられています。健全な筋膜はコラーゲン線維が規則正しい格子状に並び、またそれぞれのコラーゲン線維が強い波状構造をしていることで自由に伸縮することが可能になっています。みかんネットをイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれませんね。一方で、高齢者やあまり動かない傾向にある方の筋膜は規則性が失われ、多方向に成長して弾性も失われて滑らかな動きができない、板状になっていると考えられています。

それに対して、前足部からの着地が多くなる裸足や、裸足に近いシューズでの運動は、足と下腿に高い弾性貯蔵容量が得られ、不全化した筋膜に正常な配列を促す可能性があります。

ただし、筋膜が反応し、更新される速度は通常のタンパク合成の2〜3倍とされており、緩やかに取り入れ、ケガのないように注意して継続する必要があります。また、筋膜だけのことを考えると、週に2〜3回の運動がちょうど良いとも考えられています。(参考文献:スポーツと運動の筋膜,竹内京子;有限会社ラウンドフラット:2019)

※ここで記載した効果は、全てにエビデンスがあるわけではなく、臨床的、体験的な可能性を含むものです。また、個々の症状や体調により対応が異なるため、当院の指導の元で実践していただくこととしています。

長々と書いてきましたが、楽しく取り入れてできるだけ長く取り組みことが大事だと思っています。そうすることで上記に書いたような効果も体感できるのではないでしょうか。

三日坊主でよいのです!三日坊主を続ければ大丈夫!笑 週に3日で良いのですから…

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